黒姫俳句会 外部への俳句掲載

 目 次
  1. 黒姫俳句会ツイッターのご紹介
  2. 俳壇抄 第41号 平成25年・夏季・秋季号
  3. 俳句四季(東京四季出版)7月号の主宰句
  4. 全国俳誌ダイジェスト冬季・新年・春季号 俳壇抄40号 黒姫掲載句
  5. 俳句四季 2013年5月号 心のふるさと 長野を詠む
  6. 全国「花の吟行地ガイド」 俳句αあるふあ 2013年1月臨時増刊号
  7. 全国俳句ダイジェスト第35〜40号 俳壇抄への主宰連載
  8. 月刊「俳句界」平成二十五年三月号・通巻二百号記念
  9. 平成24年 黒姫会員の外部大会入賞句
  10. 黒姫・六五周年「俳句四季」平成二十四年六月(P103)掲載原稿
  11. 俳句カレンダーの一句(自句自解)平成二十五年〜平成二十一年
  12. 俳句四季掲載句(2012年)
  13. 角川俳句年鑑掲載句(2014年〜2011年)

 

黒姫俳句会ツイッターのご紹介

黒姫編集部

俳誌黒姫の内、黒姫抄を主宰句と組み合わせて配信します。
ツイッター(呟き)はホームページよりも情報が拡散しやすいのが特徴です。
ツイッターの断片にはホームページへのリンク(接続の仕組み)が埋め込まれているので、
これを手掛かりにホームページを閲覧し、黒姫俳句会に関心を持ってもらえたらと考えます。
 
黒姫俳句会ツイッター

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俳壇抄第41号 平成25年・夏季・秋季号の 俳誌「黒姫」

黒姫主宰 神田北童
       
同人・誌友の十句
 秋耕を終へトラクター放心す長野三浦真佐子
 秋の日を散らし槐の風騒ぐ長野古坂 房
 威し銃古墳の峡を震はせて長野長田五月 
 文化の日手話もて木祖の四季歌ひ長野黒森敦子
 初秋や乾く木の香の貯木場長野大家惟男
 花合歓の葉を閉ぢしより村暮るる長野佐野 明
 秋の暮我が足音の我を追ひ長野脇田 警
 草の花手折りどさつと壺に挿し長野半坂峰子
 手の窪に初栗二つお福分け長野西島美恵子
  藪畑の初生り南瓜仏前へ長野堀田昌子
 
主宰・代表者の二句
 釈迦堂に籠る暮秋の影迫り長野神田北童
 秋冷の眉にとどまり塔見上ぐ  同じ 

 俳句から得たもの(一)

長年、俳句を作りつづけてきたが、振返ると、駄句を積み重ねその費やした長き月日から何を得たのであろうかと考える作今である。今更、秀句を得たい等と思うべくもないが、この辺で、もう一度この俳句人生を見直しするべき時に差しかかっていると考え、この稿を起こすに至った。有名な現代詩人、茨城のり子氏の詩集「倚りかからず」の中の一章に、

・・(略)もはやできあいの学問に倚りかかりたくない。もはやいかなる権威にも
倚りかかりたくない。(略)じぶんの耳目、じぶんの二本足のみで立っていて、
なに不都合のことあるや、倚りかかるとすれば、それは椅子の背もたれだけ。・・・

がある。この一章を拝借し、これから述べる駄文の支えとしたい。我田引水、自己満足の文章になるかもしれないが、私の偽らざる心境とさせていただく。

 ・・俳句から得た自然観・・

俳句を始めた当初は、師や先輩達より、「先ず写生句を作れ」と教えられて、やみくもに自然写生句作りをした。それは俳句の三要素の一つとしての、季語を習得するための手段であるとの思いもあった。おかげで草木花、山・海・川との様々な出逢いで、いろいろな季語に触れることができた。吟行では、五感で自然風物と直に触れ合う様に心掛けた。しかし、この世の森羅万象は広大無辺で果てしなく、限りある人生の範囲では、これ等、時候、天文、地理、植物の季語の一部にしか出逢えないことに気付き、季語との限りある出逢いの対処について考えた。 (続く)

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俳句四季(東京四季出版)7月号の主宰句

俳句四季(東京四季出版) 7月号より主宰の句「米子瀑布」を紹介します。


米子瀑布
       
 夏霧の滲む奥宮朽つ兆し神田北童 
 不動滝白蛇となりて磐くだる 〃 
 滝飛沫天突く巌の不動剣 〃 
 滝魂に弾かれ宙へ岩つばめ 〃 
 谷底に伏せ彷徨す滝谺 〃 
 崖裏へ鼓動あつめし不動滝 〃 
 幽谷の風となりゆく滝飛沫 〃 
 権現の滝一条の祈りなす 〃 

注)米子瀑布は、須坂市・米子不動尊、奥の院の背後にある、壮大ななる大瀑布です。(日本の滝百選の地)四阿火山により出来た板状、柱状節理の断崖を落下する不動滝(落差85m)権現の滝(落差75m)の二条の滝は深山幽谷に迫力ある音を轟かせています。不動滝は不動尊の修験者の「みそぎの場」でもあります。

米子不動尊は、日本三大不動尊の一つとして有名です。須坂駅から車40分、更に徒歩20分の深山幽谷の中にあります。位置としては、菅平根子岳(2200メートル)の東北斜面につらなる稜線の、大懸崖の一部です。

滝に向き合う斜面は、かっての米子硫黄鉱山の跡地で、一時はこの鉱山に2000人を上回る人が住みつき、小学校も併設する一大集落でした。冬期間は通行止めとなります。

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俳壇抄40号 黒姫掲載句

全国俳誌ダイジェスト冬季・新年・春季号 俳壇抄40号 平成25年5月1日発行(全国442誌)
の内、黒姫(P144)掲載句を紹介します。

黒 姫
       
 彩雲をくぐりて戻る小白鳥新潟菅原あや子
 開戦日黒飴ひとつ噛みしめて長野吉田春子
 春光やひときは白き花頭窓長野稲沢礼子
 弾初や若き背なよりポロネーズ長野野口 久
 目も口も笑うておはす豆雛長野村田 守
 ままならぬ日々も愛しき去年今年長野小林陽子
 指折りて成りし一句や筆始長野田中君枝
 たゆみなき就活の吾子水温む長野青木増江
 春雪の墨絵の中を走りゆく長野塚本瑛子
 水を飲む鳩の円陣春兆す長野田中 和
 二月富士己が光を恃みとし長野神田北童
 点すもの全て修二会の灯となりし  同

  • 主 宰 神田 北童
  • 創 刊=昭和22年6月
  • 発行所=〒382-0092長野県須坂市北原町1208−2
  • 創始者=渡辺幻魚
  • 師 系=中村草田男
  • 理 念=不易流行を信条とし、気負わず衒わずに確と足許を見つめ時代感覚を失わず
    郷土に立脚した作品をめざす。
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俳句四季 2013年5月号 心のふるさと 長野を詠む

俳句四季(東京四季出版) 心のふるさと 長野を詠む(P72) の中の主宰の句を紹介します。

心のふるさと 長野を詠む
       
 修験峰起つ秋冷の底知れず神田北童 
 傷秋のさざなみ絶間なく乱る 〃 

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全国「花の吟行地ガイド」・・・俳句αあるふあ

俳句αあるふあ 2013年1月臨時増刊号 毎日新聞社刊

「黒姫」主宰 神田北童 推薦 

おすすめ・花の吟行地
長野県木島平村 熊野山(ゆやさん)・稲泉寺(とうせんじ)・・・・・・(蓮寺)

上信越国立公園北端の山里、稲泉寺を囲む蓮田(面積五反五畝)には二千年前の種から育てた
古代蓮(大賀蓮)約十万本が桃紅色の花浄土を展開する。

蓮田を縫い山気が走り、渓流の響きと松蝉の声が寺苑を囲む。
付近に名水「龍興寺の清水」と、望郷の湯「馬曲温泉」がある。

交通アクセス

  • JR飯山線 飯山駅から車で約十五分(二年後、新幹線開通)
  • 高速道  上信越道・豊田飯山ICから車約二十分
  • 問合せ先 木島平村観光協会 TEL 0269-82-2800
熊野山・稲泉寺の蓮田を詠む
       
 大賀蓮こもるる紅の初々し神田北童 
 古代蓮ひらく信濃の空深く徳武久子 
 大賀蓮咲き継ぐ命眩しめり西島美恵子 
 犇めきてはちす一葉も諍はず田中 和 
 美智子妃の微笑むごとき舞妃蓮小山まさ志 
 花びらを羽衣と化す蓮田晴櫻井半吉 

熊野山・稲泉寺の蓮田

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俳壇抄への主宰の連載が終了しました

全国俳句ダイジェスト第35〜40号 俳壇抄への主宰連載は、今回をもって終了しました。
連載全文の分量から「随想 神田北童2」に掲載しています。
⇒ クリックで「随想 神田北童2」へ移動します。

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月刊「俳句界」平成二十五年三月号・通巻二百号記念

別冊付録 平成名句大鑑(現代俳人500名の代表句収録)139P掲載・原稿
平成名句大鑑
       
 おんおんと流るる川面初日映ゆ神田北童 
 実直を癖字にひそめ賀状来る 〃 
 真昼間の絵馬鳴りとほす雪解風 〃 
 初蝶の危ふき舞を見つめをり 〃 
 小瀑を経てなだらなる秋の水 〃 
 草紅葉古道の昏みへの一歩 〃 
 穂芒の修羅なす岸辺風穏む 〃 
 大寒を生きたり母の福耳も 〃 
 白鳥の声一列に歓喜せり 〃 
 わななけるかに白鳥の湖面翔つ 〃 

作句信条
句は己の影と分身だ。人に阿ず人に衒わず詩眼を育み、
悠久な自然の中に命を享けた喜びと感謝を句にする。
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黒姫会員の入賞句

第十四回(社)俳人協会長野県支部俳句大会
       
 俳人協会長野県支部長賞  
   遺影また若くなりたる敗戦忌吉田長久 
 俳人協会長野県支部賞  
   日傘さし孤独の円の中にをり丸田千春 

第二十回月の里俳句大会(麻績・信濃観月苑)
       
 佐藤文子選・秀逸  
   秒針の疲れ知らずや昼寝覚め吉田長久 
   耳遠き夫に届けと虫時雨田中 和 
 水上孤城・神田北童選・秀逸  
   向日葵や顔まんまるな村の子等稲沢礼子 
 水上孤城選・秀逸  
   庭石の座椅子に似たりあたたかし田中公平 

靖國神社献詠俳句集
       
 特別献詠句  
   今生を古木の残花咲き尽す神田北童 
 入選句  
   初雀神の石橋先づ渡り田中公平 

加舎白雄二二二回忌俳句大会
       
 信濃毎日新聞社賞  
   高いほどよし学校のひまはりは三浦真佐子 
   
   

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今月のハイライト 黒姫・六五周年

伝統俳句と自由律俳句との対立に同調せず、第三の道を歩んだ青木月斗の門下、永尾宋斤の「海市」を渡邊幻魚が編集、宋斤亡き後、新たに「黒姫」を昭和二十二年六月に長野市で創刊した。戦後混乱期での俳誌発行は困難を極めたが、幻魚の多感な詩魂とバイタリテイ―は怯まず俳誌は継続された。

その後、草田男の俳句道に傾倒し「萬緑」に参加。昭和二十六年同人推挙を受け、草田男との距離が近づき師として敬慕、屡々、招聘して「黒姫」への指導を仰いだ。人に阿ず、人に衒わず、オポチュニストや売名的な人を避け、好んで孤の道を歩み、孤高の詩人と評された幻魚師は、「作品は己の形であり、影であり、分身である」として、草田男師が求めた、芭蕉の求道的俳句の道を究極の目標とした。

昭和四十年代、俳句の基本もわきまえずに、私は生意気にも、その様な師の俳句道に憧れ、直接手紙を差し上げ入会させて貰った。昭和五十四年、幻魚師が急逝、二代目主宰に望月紫晃師(萬緑幹部同人)が就任。全てに真摯、誠実に取り組む紫晃師は、幻魚師の遺訓を継ぎ「不易流行を信条として、気負わず衒わずに確と足許を見つめ郷土に立脚した作品を己の為に生み出せ」と明解に黒姫の道を示唆された。

平成九年より、私が俳誌編集担当。二十年一月より主宰を継いで現在に至ってる。「文芸の道」と「人生の道」を俳句に重ね追い求めた師達の道を目指し、遅鈍ながら歩みたいと思う。

「俳句四季」平成二十四年六月(P103)掲載原稿
       
 一山の枯葉鳴らして落日す神田北童 
 悉く嶺々たづさへて冬構 〃 
 おんおんと流るる川面初日映ゆ 〃 

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平成二十五年五月掲載・俳句カレンダーの一句(自句自解)

       
 豆御飯もてはやされて炊きあがる神田北童 

豌豆を炊きこんだ御飯の色と匂いは忘れない思い出である。戦後、疎開先で祖父が自宅傍らの小さな借畑で作った豌豆を採り、母が朝餉に炊き込んでくれた昭和二十年代・食糧難時代の思い出である。

久しぶりに朝餉の食卓に上った豆御飯を食べながらその時代の事をいろいろと思いだした。豆御飯を炊いてると匂いですぐ分かるので、小学生の兄と二人で期待をしながら待ったのである。

その頃の吾々には、先ず食べる事が一番先決問題だった。米飯の代わりに色々な雑穀類を食べた記憶がある。その様な忘れかけた貧しく懐かしい思い出を、何年ぶりかに食した豆御飯で思い起こした。父が戦死してから今年で六十九年目となる。

平成二十四年・俳句カレンダーの一句(自句自解)

       
 一山の枯葉鳴らして落日す神田北童 

初冬の碓氷峠の熊野皇大神社を詣でて、旧碓氷峠見晴台に立ち作った一句である。前方南側には妙義山塊が、荒々しい岩肌をみせ聳えており、東側は熊野神社が祀られてる碓氷嶺の稜線につながっている。この熊野神社の由緒は、日本武尊(やまとたけるのみこと)が碓氷嶺に登った際、急に濃霧で進めなくなり、その時一羽の八咫の鴉が現れて山頂へ導いたという伝説から、熊野三社を祀ったと伝えられてる。

(本宮・新宮・那智宮)見晴台に立ち暫くすると、冬日が西空に落ちかかり、急に、風が吹き初め、一帯の山林が一斉に枯葉を鳴らし、更に、その風は連なる山並へとひろがっていった。そして、冬の日は徐々に沈んでゆき、やがてさっきまで枯葉を鳴らしてた風も治まった。まるで、日本武尊が碓氷嶺に到来した様な錯覚におちいった。

平成二十三年・俳句カレンダーの一句(自句自解)

       
 くわんおんのおんたけつつむ若葉光神田北童 

奈良の薬師寺へは、高校時代の修学旅行以来、五十年ぶりに訪れた。その時、東院堂で聖観音を参拝し作った句である。この聖観音像は日本屈指の美しい観音と言われてるので、多くの人が拝眉されたと思うが、私は初めての出合いであった。銅製の仏像は、古銅のつややかな色調というより、私の目にはうすみどりの薄衣をきている様に見えたのである。勿論、厨子内に安置されてるので、其処まで若葉光が届く筈は無く、東院堂の前面は東回廊なので樹間を透く日光が差す訳もない。

しかし、私には若葉光が堂正面の格子戸から入り込み厨子の中まで届いた様な錯覚を、此の仏像の胸のうねり、腕や指先、天衣、足指を眺めながら感じたのである。観音菩薩は「観」の働きで我々の悩み苦しみを救って下さると言われてるが、この「観」とは心の目でみることであると聞いた。観音菩薩は心の目で色なき色、音なき音を感知するのだという。全く、身勝手な結びであるが、聖観音が、存在しない若葉光を、私の心の目に映してくれたのではないかと思っている。

平成二十二年・俳句カレンダーの一句(自句自解)

       
 悉く嶺々たづさへて冬構神田北童 

須坂市は扇状地で百々川、鮎川、松川の一級河川が通過してる。殊に、百々川の河川敷は広く、上流から両岸約三キロに亘り36ホールのマレットゴルフ場が整備されてる。その地点に立ち、西へ向くと、北信五岳(戸隠・飯綱・黒姫・妙高・班尾)、後立山連邦、北アルプスが一望できる。十一月になると、晴れた朝は、前方の百八十度展望の中に居並ぶ俊嶺、里山の数々が、一様に縹色(はなだいろ)を帯び、脊梁を携えて冬を迎える。

平成二十一年俳人協会版 俳句カレンダーの一句(自句自解)

       
 靄透ける川の光芒今朝の冬神田北童 

千曲川を境に西は長野市で、東は須坂市が位置する。十一月に入ると千曲川に靄が立ちこめる日が多い。私の家から車に乗り七、八分で河畔に至るので、時には河原に下りて中洲に立つことがある。この時季の朝靄は、時には荒々しく、時にはなだらかに川面を埋めてゆく。立冬の日、その靄を透かし朝日が川面に綾なす光景に出会った。靄を透かす日矢の穂先が川面に乱反射し、光と影が攻防するかのごとく蠢いた。周囲の音は全く消え失せてしまった。(作句地点 千曲川屋島橋一キロ上流地点)

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2012年 俳句四季掲載句

2012俳句四季

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角川「俳句年鑑」2014年度版原稿

  • 誌名 黒姫 主宰 神田北童  「同」中宮寺立夫 「編」奥原 修
  • 〒 382-0092 須坂市北原町一二〇八―二
  • 電話 026-245-6038 FAX 同左
  • [HP]http://kurohime.japan-mind.net/
  • [mail]haiku@kurohime.japan-mind.net

A欄
昭和二二年六月、渡辺幻魚が長野で創刊。師系中村草田男。不易流行を信条、
郷土に立脚した作を己のために生む。[隔月刊]

B欄
平成二十五年、十一月号で創刊四百号。記念大会開催。記念合同句集第七輯を発行。
四〇〇部・誌代年五○○○円。

C欄 作 品
       
 憧憬の嶽ひた隠す朝曇神田北童 
 春燈の刻の長さよ弥勒笑む中宮寺立夫 
 遠郭公杭一本の村境吉田長久 
 夏句会果つも絶巓まなうらに奥原 修 
 腰板の節美しく避暑の宿三浦真佐子 
 誰彼の芭蕉偲ぶ眼緑映ゆ高橋多美子 
 蚕豆のはしりの緑賜りぬ村田 守 
 御嶽へ夏野横切る道ひとつ佐野 明 
 ででむしの声なき声の雨誘ふ小山まさ志 

角川「俳句年鑑」2013年度版原稿

  • 誌名 黒姫 主宰 神田北童  「同」中宮寺立夫 「編」奥原 修
  • 〒 382-0092 須坂市北原町一二〇八―二
  • 電話 026-245-6038 FAX 同左
  • [HP]http://kurohime.japan-mind.net/
  • [mail]haiku@kurohime.japan-mind.net

A欄
昭和二二年六月、渡辺幻魚が長野で創刊。師系中村草田男。不易流行を信条、郷土に立脚した作を己のために生む。[隔月刊]

B欄
平成二十四年度、結社各支部の合同交流俳句会を七月に北志賀高原竜王温泉で実施した。四〇〇部・誌代年五○○○円。

C欄 作 品
       
 碑に音符しづもる額の花神田北童 
 深みどり五臓の動く山の朝吉田長久 
 疾く遅く流れやまざる梅雨の霧川原澄子 
 カチューシャの唄に酔ひけり夏館井上ひさ子 
 合宿の子等の素足や朝の膳古畑泰絵 
 カリヨンの音色すがしき白蝶草稲沢礼子 
 温顔の晋平像や梅雨の空大家惟男 
 歓迎の舞をひとさし梅雨の蝶野口 久 
 北志賀や星合の夜の盃交し黒森敦子 

角川「俳句年鑑」2012年度版原稿

  • 誌名 黒姫 主宰 神田北童  「同」中宮寺立夫 「編」奥原 修
  • 〒 382-0092 須坂市北原町一二〇八―二
  • 電話 026-245-6038 FAX 同左
  • [HP]http://kurohime.japan-mind.net/
  • [mail]haiku@kurohime.japan-mind.net

A欄
昭和二二年六月、渡辺幻魚が長野で創刊。師系中村草田男。不易流行を信条、郷土に立脚した作を己のために生む。[隔月刊]

B欄
俳句を詠む立場から東日本大震災に向き合う姿勢を考える為に、俳誌で三回特集を組む。四〇〇部・誌代年五○○○円。

C欄 作 品
       
 薫風よ祈りを運べみちのくへ神田北童 
 反省と言ふ語しきりに蘖す菅原あや子 
 暮光さす芍薬は白極まりて中宮寺立夫 
 霾三日駒ヶ嶺白く嫋やかに奥原 修 
 月朧偲ぶ涙は拭はざり徳武久子 
 燿かに掉尾の椿緋の千重に川原澄子 
 散る矜持持ちて風待つ残花かな友部古鷹 
 余震なほ地を宥むかに春の雨増田 正 
 復興を胸に束ねし黄水仙古畑泰絵 

角川「俳句年鑑」2011年度版原稿

B欄(58字)
四支部交流句会を木曽谷赤沢美林吟行にて開催。
初心者への「はじめての5・7・5講座」四回開く。
四百部・誌代年間五千円

C欄 作品9句
       
 英霊よ来ませ碑面に春しぐれ神田北童 
 かんのん径少し明るう著莪の花武井夜里子 
 天仰ぎ地に伏す雨の落椿菅原あや子 
 耕しの畝をちぢめて妻の城吉田長久 
 たゆたうて春光返す巴淵奥原 修 
 死はもはやひとごとならず実梅熟る三浦真佐子 
 青葉潮礁の貌の箔びかり浅野竹廣 
 浦島堂守る燭掲ぐ松の芯稲沢礼子 
 青水無月駒の目に吸ひ込まれさう長峯寿子 

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